もう二度と「日陰の女」にはならない

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日陰の女……それはつまり、つき合っている男性の彼女(もしくは妻)として公にされない、隠れた存在のこと。
要は、浮気相手だったり愛人的な立場ってことです。
(中には正式な恋人であるにも関わらず、その存在を隠される場合もありますが)

あたしは数回、この「日陰の女」的なポジションに甘んじたことがあります。
うち不倫だったケースが○名、セカンド(たぶん)だったケースが1名。
たぶんと前置きしたのは、サード以降もいただろうという推測(そして自分がサード以下だったのかは不明)です。そして不倫の人数はボカシておきます。まーさすがに片手で数えられる人数です(笑)

なにもあたしは日陰の女でいるのが好きだったわけではありません。好きな男と相思相愛になった時点で相手に公式なパートナーがいたから、必然的に日陰的な立場になったまでで。

不倫に関しては(パートナーから)奪うという選択肢もなかったので、自ら日陰の女になったわけですが、独身男のセカンドにおいては、隙あらば略奪する目論見でした(結果、信用できなくなり別れましたが)。

「日なた」に出て気づいたこと

36歳で(元ダリンと)同棲を始めたとき、時代はブログ全盛期でした。あえてプライベートを公表しなくてもいいと思うほど日陰の女に慣れてしまっていたあたしは、彼がブログで公表したことが新鮮に思えました。
(その後こちらもブログで公表)

それまでも、正式に恋人として付き合った相手はオープンにしていましたが、公表してるが故の「別れた後の気まずさ」に接するたび「やっぱ言わなきゃよかった」と思っていました。
しかし日陰の女のまま別れたときの「何も残らない」感も、それはそれで虚しく感じていたのです。

どちらがいいとか悪いとかは他人がジャッジすることではありません。大事なのは、自分が納得してるかどうかのみ。
様々な距離や立場で愛する男と親密な時間を過ごしてきた今、あたしはもう二度と「日陰の女」にはならないようにしようと決めたのです。

「日陰の女でもいい」と思ってしまう裏には、もしかしたら奪えるかもという根拠のない自信と、それでも付き合えるなら嬉しいと思う「惚れたが負け」な気持ちが混在します。待つなんてできないという持て余した愛情、想いが通じ合っている今「とにかく側にいたい」という健気(なのかな?)な愛情なんかも加味されます。

恋というのは、時に人を愚者にしてしまうほどの激しい感情。もっと理性的に全体を俯瞰できたなら、自ら日陰に収まろうだなんて愚かな選択はしなかったのですが、情熱にほだされているうちは理性なんて吹っ飛んじゃうんですよね。ほぼ野生動物なあたしは、本能に勝てる理性を持ち合わせていませんでした(笑)

今はだいぶ大人に(というより人間に)なったので、今後どれだけ激しく誰かを好きになったとしても、日陰に追いやられるくらいなら、つき合わない選択をすると思います。
今は日なたの暖かさも知っているし、終わった後の気まずさも受け止められるから。

「日陰の女にはならない」と決めた理由

歳を重ねるほど、日陰の立場になる可能性は増えていきます。それは好きになる相手が既婚者である確率に比例します。
だけど日陰に身を置かない方法はあります。諦めるのではなく「つき合わない」選択をすればいいのです。

好きでいるのは自由。つき合えなくたって、友達のままだって、楽しい時間を紡ぐことはできます。たとえそれが物足りないと感じても、今のあたしにとっては日陰の女になるよりマシ。

奪いたいほど激しい気持ちに歯止めがかかるようになったのは「あたしほどの女を日陰に置いて、両方とうまくやるズルさなんか許さない」自尊心が芽生えたのもあります。
そう解釈すると、昔のあたしは、今より自己肯定感が低かったのかもしれません。「奪えるかも」という妙な自信もありましたが。あれ?矛盾してますね(笑)

不倫の関係だったときは、一度も奪おうと思ったことはありません。ややこしい修羅場に巻き込まれるのもイヤだったし、彼の魅力の一端は「妻のケア」ありきなのだろうと薄々感じていたから。

でも時折思い出すことがあります。日陰の女には、日陰ならではの楽しさもあったことを。
面白いもので、人は本命(日なた)の相手には自分のみっともないところを隠したがるくせに、日陰の相手にはズケズケ本音をぶちまけるんですよね。
たいして好きじゃないから言えるのか、秘密の関係だから秘密を打ち明けられるのか。あたし自身、浮気相手には自分の腹黒さを見せちゃってたから、気持ちは充分理解できます。

そんな楽しさを知っていても、もう日陰の女はやりません。
他人にどう思われるかなんて1ミリも気にしないけど、隠されるなんて失礼千万。「日なた」に置ける相手とつき合わなきゃ、作家としてもネタに出せなくて困りますから(笑)

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