食えない女

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自分で言うのもナンだが、好きな男のタイプ(および実際に選ぶ男)に関し、あたしは割と柔軟性があるほうだと自負している。
3歩下がってついてこいタイプでもつき合えるし、引っ張って欲しいタイプなら、存分に引きずり回すこともやぶさかではない(笑)

多少の好みはあるものの、外見はそれほど重視しないし、内面もその人のパーソナリティーを重んじたい傾向だ。普通なら嫌がるギャンブラーでもOKだし、借金抱えてても返せる逞しさがあれば問題ない。強引な男は嫌いじゃないし、優柔不断ならあたしが全部決めればいいと思ってるし、実際そうしてきた。

結婚歴(離婚歴)も問わないし、子供がいてもOK。そもそもあたしだって離婚歴あるし、過去にはまだ離婚していない既婚者(つまりは不倫だ)ともつき合えるほど問題視していない(むしろ既婚者については問題にしろって感じではあるが)。

犯罪歴も事情によっては「過去のこと」と流せるし、軽度であればサイコパスも受け入れられる(実際つき合ったこともある)。
浮気くらいは(ペナルティー与えて)許すし、不本意ながらセックスレスも(ある程度までは)対処できるので、別れる理由にはならない。変態度については、一般女子よりは相当キャパが広い(スカトロ以外ならだいたいOK)。

人間だもの、多少の凸凹があるのは当然のこと。
ならば好きなタイプを追求するより、最低限のNGがない男を選ぶのが正解だ。

しかし、一見許容範囲が広そうなあたしでも「こんな男とはつき合えない」最低ラインは、けっこうあったりする。

食べ方が汚い人は引く。
不潔な人とはエッチできない。
(あたしに対し)ケチな人は論外。
(あたしに対し)暴力を振るう男はありえない。
「でもでもだって」なネガティブ系はイラっとする。
楽することしか考えていない怠け者には関わりたくない。
伸びしろを感じない男は萎える。

上記すべてを掲げたら、絶対数はかなり少なくなる。
なぜなら、残るのは「それなりにいい男」つまり他の女も放ってはおかないから。
しかもあたしと恋愛が成立する年齢層となれば、残念ながら誰かの彼氏や夫になっている確率は高い。

そこに加え、あたしには独自の「これだけは」なポイントがある。

犬が好きなこと。
そして作家活動を応援してくれること。

ここを外してしまったら、たとえつき合うことになっても、短期間でお別れするのは目に見えている。
実際、昨年はかなり多くのご新規メンズとデートしてみたが、特に作家活動のくだりで相手に引かれる場面が少なからずあった。

SNSの投稿は営業も兼ねているので、怪訝な顔をされても困ってしまう。
(事前に断りを入れてもムッとした男もいた)
ひとつも読まないほど「島田佳奈」に何の興味も示さないようでは、あたしのモチベーションに影響してしまう。

ただの友達なら、別に島田佳奈に興味を持ってくれなくてもかまわない。
しかし「つき合う男」となれば話は別。

欲を言えば「一番のファン」でいて欲しい。他のファンが知っている島田佳奈像よりも、はるかに多くのこと(主にプライベートだったり恥ずかしい部分だったり)を知ることができる立場を「役得」だと喜んで欲しい。
売れなかったりスランプに陥ったときは、嘘でも「俺は島田佳奈が一番おもしろいと思う」と言って励まして欲しい(笑)

作家が全員そうとは限らないが、人気商売をやっている人間なら誰しも、上記に挙げたことは、ある程度望むものではないかと思う。

しかし名刺交換をしても「ふーん」と聞き流すのみで検索すらしなかったメンズもいれば、テレビ出演のお知らせをしても「その時間はまだ会社だから」と冷たく返されたこともあった(録画しようとすら思わなかったらしい)。
スペックも外見もそこそこイケメンだったが、それらのリアクションをしたメンズとは、あたしが幸せでいられる未来が1ミリも見えてこなかった。
(なので即座にフェイドアウトさせた)

何人かとそんな場面が生じ、改めて気がついたことがある。

知り合って職業を尋ねることはあっても、相手がフツーの会社員だとしたら(所属部門くらいは訊くかもしれないが)それ以上深く突っ込むほうが珍しい。
つまり、勤め人側の視点(※)では、相手がどんな商売をしていようと「特に介入しない」ほうがフツーなのかもしれないと。
※世の中の大半はこっち

「世間の47歳は、ただのオバサンとしか扱われないよ。君は例外なんだって」
とあるイケメンから指摘された言葉。それが事実なんだろう。

こんなあたしでも、交流会なんかで知り合う(仕事に絡むか絡まないか程度の)相手ですら「興味を持たれる」ことのほうがデフォルトだ。チヤホヤされる機会も少なくない。
たまたま華やか(そうに見える)な商売にどっぷり浸かったために、すっかり感覚が世間とズレまくってしまった。実態は地味なヒキコモリ生活なので、浮世離れにも拍車がかかっている。

客観的に見て、これは相当「食えない女」だ。
もはや通好みレベルの男でも、受け入れられないかもしれない。
「動物なら哺乳類より爬虫類が好き」と豪語するくらいの「レアキャラ好き」でなくては相手にされないかもしれない。

そこへ好みだのNG項目だの条件をつけてしまったら、もはや日本どころか地球上に生息しているかも怪しい。成層圏を超えて銀河系すべてを探索したら一人くらいはいるかもしれないが、たぶんそれは人間ではないだろう。

+ + + + +

……なーんて自虐すると思ったら大間違いよ!
こんな女の魅力をわかる男だって、たくさんいるんだから!
あたしはいくつになっても、さまざまなNGをクリアして愛し合えるイケメンとしかつき合わないわよ!(ドヤ
(半分は強がりだったり)

ここで改めて思うことがある。
「モテる」ことと「惚れられる」ことは、必ずしもイコールではない。
おそらく年齢に比例して、この2つの要素はますます剥離していくのではないかと。
(昔はほぼ同義だったし、作家になってからのほうがモテてるので油断してたよ……orz)

作家としてはモテたいが、女としては惚れられたい。
この矛盾にどう向き合っていくかが、今後の課題。
いや、惚れられるのは、たったひとりいれば充分なんだけどねw

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