【愛生きバックナンバー】仕事と私、どっちをとるの?

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メルマガ『愛がなきゃ生きていけない』掲載のコラムです。
vol.7(2003.2.1配信)

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エンジニア時代、デスマーチ期間は200h/月くらい残業してましたからね(月の半分は終電、半分は泊まり、かつ土日ほぼ休みナシ)。
年齢性別でギャラが差別されないのはうれしくても、待遇まで同等なのは、30女にはいろんな意味で厳しかった。ギャラ減らしてもいいから帰らせてくれ、と何度思ったか!

しかし他業界の彼氏には、そんなの理解できるはずもなく。
毎晩22時に電話きても23時にかけ直されても「まだ会社」とか答えてたら、浮気の疑いまでかけられたし……。
いくら男子に囲まれた仕事環境とはいえ、オタクと素人童貞(失礼)ばかりのシステム室で、恋が芽生えるわけないって、ねぇw

……ウソ。外注でつき合った男もセフレになった男もいたわ(もちろん上記の彼氏と時期はカブってないよ)。同業者ゆえ、デートする時間すらロクになかったけど。笑

仕事と私、どっちをとるの?

最初に言っておきます。
これは恋人との間において、NGワードの最たるモノです。

こんな陳腐なセリフを言ってしまう女心は、男性には理解しがたいでしょう。
時間とエネルギーを持て余している学生ならともかく、同じ社会で働いている立場なのに、どうして女性にはそんな理不尽な発想が浮かぶのでしょう?

同じ時間仕事に拘束されていても、男性ほど責任のない業務を担当していたり、エネルギーが有り余ってる、というのも一理あるかもしれません。
OL時代、言葉には出さずとも、やはりあたしも恋人に対してそう感じたことがありました。
だけど、男性と同様の仕事を任される立場になって余裕をなくした頃、当時の恋人になんと逆のコトを言われてしまい、ようやく言われる男の立場を理解しました(笑)

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要は仕事云々じゃないのです。
それは生活全般において、心に「余裕」があるかないか。

男性にとっての仕事は「生き様」そのものだから、余裕をなくすほど頭の多くを占めてしまうコトは多々あると思います。
仕事に限らず、一定以上の年代になれば、親の面倒を見たりといったお家事情だって生じてきます。
そういう意味では(例外もあるかもしれませんが)女性は仕事も一生するとは限らないし、嫁に行ってしまう立場なら、さほど両親のコトも負担になっていないかもしれません。

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そんな事情を差し引いたとしても、おそらく女性は「恋人にメールを出す」余裕すらなくしてしまうことはないでしょう。
あたしに限ってかもしれませんが、連絡ひとつ疎かになるほど余裕なくすというのは、実際は滅多にありません。
帰宅しても仕事で頭が一杯になるコトはあるけれど、逆に気持ちを切り替えホッとしたくて、彼に連絡するのです。
肌の手入れすら面倒になるくらい多忙でも、気持ちの余裕をなくしてしまったら、きっと魅力的ではなくなると思うのです。
これは女性に限らず、男性にもいえるコト。

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もしあたしがメールや電話を減らすとしたら、それはイコール気持ちが離れてる時。
男性の場合もそうでしょうが、そんな時、
「ごめん仕事が忙しくて」
なんて言い訳をしてはいけません(これは男性の常套句ですね……)。
それが本当かどうか、彼女ならお見通しだし、何より余裕をなくした男は魅力半減ですからね(苦笑)
どんなに大変でも、優雅に泳ぐ水鳥が水面下ではもがいているように、表面ではスマートに振舞うくらい、余裕をなくさないのがいいオトコ♪

冒頭の「仕事と~」が陳腐なのは、本当にそれを比較させようとしてるからではなく、余裕のない(あるいは冷めてしまった)相手に対する、答えようのない質問だからです。
責めるよりも、自分の時間を充実させて再び追わせるくらいの勢いで構えてる方が、魅力的よね(笑)

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