好きなことを仕事にできた、たった2つの理由

戯言

あたしは現在、作家(執筆業)とWEBエンジニア(開発系)の2つを仕事にしています。
作家になる前はフリーの開発系SEだったのですが、フリーの特権として年3ヶ月くらいは休暇を取るという生活を約4年続けていました。
(長期のプロジェクトに入ったときは、休めなかったことも)

エンジニアから作家になるまで

SE業を休暇中だった2005年、暇を持て余したあたしは、1文字1円のケータイサイトへの執筆からフリーライターデビューしました。
小さな仕事でも実績は実績。メルマガとケータイサイトから「それなりに書ける人」と認められたのか、次(翌年)に貰ったのはケータイ小説の連載。ここからあたしは肩書を「作家」に変えました。
(いきなり商業媒体から連載もらえたあたり、ひよっこ作家としてのスタートは順調でしたね)

さらに1年後(2007年)、処女作『人のオトコを奪る方法』にて書籍デビューを果たしました。以後の活動は知っての通り。
(ご存じない方は、こちらよりご覧くださいw)

初出版が決まったとき「もう二足のわらじは限界かも」と感じ、いったんはSEを「卒業」しました。
(その後、5年ほど執筆業のみで生活)
しかし2012年末より、ひょんなきっかけからベンチャーで事務兼コーダー兼SEの仕事を始めたのをきっかけに、エンジニア熱が再燃。その後プライベートが忙しくなったり新刊執筆でブランク空いたものの、2015年よりようやくエンジニア業を再開しました。

どちらの仕事を天職と捉えているかといえば、もちろん定年なく(仕事がある限り)死ぬまで働ける作家のほうです。
しかしエンジニア業のほうも、捨て難い魅力があります。

ただ、やはり体力面や新たな技術を取り入れるアタマの柔軟さを考えると、エンジニアはあと何年続けられるかわからないのが現実。
だからこそ、仕事ができる(もらえる)うちは続けたい、というのが今の気持ちです。

「好きな仕事をする」「好きに働く」ことは難しくない

あたしはこれまで「好きなこと」しか仕事にしたことがありません。

若い時分は「どうしたら好きなことで食べていけるのか」見えなかったので、執筆は趣味の領域にしていました。
とはいえ「あれもこれもやってみたい!」は他にもたくさんあったので、職探しには苦労したことがありません。

「PCが使える仕事」「大好きなコンビニの裏側が覗ける仕事」「テレビやラジオや雑誌に関わる人と一緒に働ける仕事」については、転職により実現できました。
逆に「動物と戯れる仕事(飼育員やペットショップ)」「毎日海に潜れる仕事(水族館やダイビングインストラクター)」など、体力面と相談して諦めたものもあります。
そして「しゃべる仕事」「歌う仕事」などは、まだこれからやろう(イケる)と目論んでいます。実に欲張りですね(笑)

振り返るとラッキーな部分も多分にありましたが、一度も「やりたくない仕事」に就いていないのは、ひとえに仕事を「稼ぐ手段」と決めつけていなかったのが大きいかなーと思います。
もちろん、適度に稼がなければ生活はできません。失業中でも焦らずやりたい仕事に絞ってアプローチできたのは、こっそり水商売のバイトをしたからというのもあります。

仕事内容はもとより、働き方に対しても、あたしは希望を叶えてきました。

20代まではサラリーマンであることに何の疑問も持たなかった(むしろ安定してていいと考えていた)のですが、30代になってからフリーの人と接する機会が増え、考えが変わりました。

雇われることは、拘束されること。会社の看板を背負っているのですから、当然といえば当然です。
ボーナスが貰えたり、ローンが組みやすかったり、福利厚生が充実しているなどのメリットもありますが、それより「副業が自由にできない」「休日を規則で決められるのが苦痛」などのデメリットを強く感じるようになった頃、あたしはフリーのSEとして独立しました。
その後得られた自由がどのくらい快適かは、この記事を見ればわかります。

エンジニア業を再開してからずっと望んでいた「自宅SOHOで働きたい」も、スキルアップや信用獲得までの時間は要しましたが、1年半で叶えることができました。
短期的には難しくても、強く望み周囲に熱意を伝えていれば、応援してくれる人はきっと現れます。
まーあたしの場合、ワガママを通しやすい環境を作り上げたってのもありますけどね(笑)

まとめ

あたしが「好きなことを仕事にできた」のは、自分の「好き」に忠実に進んだこと、もうひとつは「好きじゃない(お金のためだけの)仕事は絶対にやらない」と決めていたことのふたつが理由です。
文字にするとシンプルですが、世の中「そううまくはいかない」と捉えている人って多いですよね。

「家族がいるからできない」とは、一度も思ったことがありません。
子供がいない身軽さはありますが、仕事に関してだけは「反対するような人」をパートナーに選ばないよう心がけてきました。
だって「楽しく仕事をしている私」を好きになってくれなきゃ、嬉しくないもん。笑

あたしが楽天的過ぎるのかもしれませんが、ポリシーに掲げてしまえば何とかなるし、情熱を持ち続ければ(ある程度の)結果はついてくるもの。
好きだからこそ、がんばれる。好きじゃなきゃ、がんばれませんって。
水商売のバイトだって、お金で割りきっていたのではなく「酒飲んでお金もらえるなんてステキ!」くらい楽しんでましたよ(笑)

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