「愚かさ」も「弱さ」も克服しなくていい。上手くつき合っていこう。

戯言

さっきジョギングしてたら不意に「降りてきた(閃いた)」ことを、備忘録的に残しておきます。

人間は、誰しも愚かで弱い

人間は皆、どこかしら愚かな部分があるし、弱い一面を持っているとあたしは思っています。
だけど、表面的には賢そうに振る舞ったり強がったりして、それらの弱点が露呈しないよう気をつけているんですよね。
あるいは逆に「どうせ自分は……」とイジけて、ダメなまま未来に何の期待もせず、今世を憂いて生きる人も。

「誰もが皆、愚かで弱い」と仮定すれば、そんな自分とどうつき合うか、そんな自分をどう見せるかは、人それぞれ。
そこに正解はないのかもしれないけど、己の愚かさや弱さに「苦しまない生き方」を選ぶことはできます。

己の愚かさや弱さを、どう見せるか

あたしが思うに「この人、強いなぁ」と尊敬する諸先輩たちは皆、愚かさを認識かつ自己開示し、己の愚かさをフォローしてくれるよう、上手に他人を頼っています。
同様、弱さを克服するのではなく、己の弱さを認めつつ「強くありたい」と心がけています。

「開き直る」ではないんです。
「等身大の自分を認め」た上で、できる努力はしているんです。

我々はスーパーマンじゃありません。
努力だけではどうにもならない弱点は、どんな人にだってあります。イチローにだって大谷選手にだって本田圭佑にだって、きっとあるはずです。

「他人を頼る」ことを「他人に弱点を見せる=負けを認める」のように解釈する人もいます。
そんなつまらないプライドは、とっとと捨てたほうがいいです。
そもそも勝ち負けじゃねーし。誰も頼れず、愚かさゆえの失敗を重ねるほうが、ずっと愚かじゃね?

あるいは、冒頭で述べたような「どうせ自分は……」と開き直るだけで、何の努力もせず今世の成功も幸せも諦めている(フリをしている)人もいます。そういう人ほど、世捨て人になるどころか内心「まだ俺は本気出していないだけ」みたいに野心だけくすぶっていたりするもの。行動せず世の中を批判するだけで、自分は安全なところから一歩も出られない臆病者タイプ。
実に不幸。成長も成功も手に届かなければ、今の「安全という幸せ」さえ実感できないんだから。

「強い人」はいない。「強そうに見せている人」と「弱さを認めるという強さを持った人」がいるだけだ

「あの人は弱い/あの人は強い」というタイプ分けではなく、強そうに見える一面と弱い一面を併せ持っているのが「人間らしさ」ではないでしょうか。

だからいいんです。情けないほど愚かな部分があっても。どうしようもなく弱い一面があっても。
それが個性であり味わいなんです。「パーフェクトヒューマン」なんてつまらない(中田敦彦のことじゃないよ・笑)。

世捨て人を気取るのも個人の自由。
だけど、どうせなら生きている間はなるべく幸せを感じていたいし、己のダメさ加減に凹む時間はなるべく短くありたいですよね。

だったら、もっと素直になればいい。

己の心に正直に、愚かさを認め弱さを受け入れたなら、少しずつでも誰かを頼ったり、「強い自分」に憧れ己を鍛える努力もできるようになるんじゃないかな。
そうすれば、きっと今より自分のことも好きになれるし、助けてくれる他人の愛情にも感謝できるし、「人生、捨てたモンじゃないな」と思えるようになるし、幸せを実感できるようになるし、そんな自分をもっと好きになれると思いますよ。素直が一番!

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