【愛生きバックナンバー】モテればいいワケじゃない

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メルマガ『愛がなきゃ生きていけない』掲載のコラムです。
vol.36(2003.8.24配信)

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これを書いたのは17年前。33歳か! 若いな!
プロになる前だったとはいえ、文章が稚拙すぎますね。
こんなん配信していたのかと思うと、恥ずかしくて泣けてきます。
しかし、内容的にはブレてないですねw

当時からあたしは根拠のない自信に溢れ、オトコに対しては妙にしたたかでした。
緊張やら自信のなさから「好きなオトコの前で自己アピールが下手」な女の気持ちは、まったく理解できませんでした。

たくさん恋愛相談に乗った現在は、もちろんわかります。
そんな子羊ちゃんが自分に自信を持ち、好きなオトコへのアピールが上手になるためのアドバイスに、あたしの特性は活かされています。人生、無駄な経験はないのです。笑

モテればいいワケじゃない

いきなりですが、あたしはモテる方です。
(女性読者全員を敵に回してしまいそうな発言ですね。笑)
だけど、そんなんじゃあたしは満足できません。

一般的に、いいオンナはオトコにモテます。
だけど「いいオトコ」にモテなきゃ、あたしはいいオンナとは思えません。

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「いいオンナ」と判断する基準はいろいろ。

自分にとっての、いいオンナ像。
一般的基準で判断した、いいオンナ像。

あたしとしては、やはり異性から見て「いいオンナ」でありたい(笑)

「そのままのあたしを気に入ってくれるオトコだって、どこかにいるはず!」
と、今のままで勝負(?)したいのはやまやまだけど。

世の中大半のオトコは、自分のコトは好き勝手しているように見えても、いざオンナ選びとなると、世間の視点を考慮する輩が大半。
それは、社会性を意識せずにはいられない生き物だから?

恋愛はふたりだけの秘め事だから、好みだって千差万別。
なのに、一般ウケするようなオンナがいいと思う心理って、ぶっちゃけ「見栄」ですよね(苦笑)

おかげでオンナの方も「世間で認められる」容姿や性格を、意識せずにはいられない。

コンサバで男ウケのいい服装。
メイクで実物以上(!)に美しく整えた容姿。
明るくて優しく、気が利く性格。
どこに出しても恥ずかしくないような、お嬢様。

そんなの、演出するだけなら簡単なんですよ。

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いくらモテるオンナでも、次々とオトコを替える「恋多きオンナ」は、いいオンナとは思えません。

もしかしたら、いいオンナのメッキが剥がれたのかも。
当り障りのない「無個性」さが飽きられたのかも。
たいして好きでもないのに付き合っちゃったのかも。
単に、自分に合った男を選ぶのがヘタなのかも。

持続できない原因は、きっと彼女自身にあるのです。

「彼氏いない歴」の長い友人などに言わせれば、あたしも充分「恋多きオンナ」の部類。
(さすがに、ワンシーズンも持たないようなオトコとは、つき合ったコトないですが)

ずっとただひとりの愛するオトコと、良い関係を築いてゆける。
それが、究極のいいオンナなのではないかと。

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長く一緒にいたいと思えるような、いいオトコ。
そんなオトコにモテるには、自分もいいオンナになる必要があります。
それは、演出なんかじゃダメ。

自分自身を、自信を持ってアピールできるように、全てのハードルを高めに設定して、その目標に向かって常に成長しようと努力する。
本当の「いいオンナ」になるのは、決して簡単じゃないのです。

お互い選ぶ権利があるのだから、自分と釣り合う相手を選ぶのは当然。
自分と相対して上か下か、という基準ばかりに囚われるのも問題ですが、それすらわからないほど、自分の価値を客観的に評価できなかったり、自惚れてしまっているのは論外です。

自分が魅力を発揮している時は、レベルの高いオトコが寄ってきます。
ナーバスでスキだらけの時は、レベルの低いオトコばかりが寄ってきます。

要は、どんなオトコにモテているか。
それこそが、いいオンナを判断するモノサシなのではないでしょうか。

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あたしがモテるタイプでいたいと思うのは、自分のためだけではありません。

あたしのパートナーになるオトコに、
「皆が狙うほどのいいオンナが、自分を選んでくれた」
と思わせるため。

「放っておいたら、ヨソのオトコに持っていかれてしまう」
と、ずっと危機感を持っていてもらうため。

そんなしたたかな計算。

そう、ただモテればいいワケじゃない。
あたしの選ぶ、たったひとりの上質なオトコ。

そんなあなたにだけ、ずっとモテていたいのです。

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