【愛生きバックナンバー】ルールなんかいらない

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メルマガ『愛がなきゃ生きていけない』掲載のコラムです。
vol.38(2003.9.14配信)

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文章は稚拙ですが、考え方はそう今と変わりないかな。笑

自由が好きなくせに、恋人には縛られてもいいと思っちゃう人なんですよ。
「放置されるよりずっといい」その考えのベースは、やはりかまってちゃんなのかしら。

あーでもやっぱり今は少し変わったかな。
この歳になると、もはや異性だからってイチイチ恋愛が芽生えたりしないし、だからこそ交友関係に関しては、とやかく言われたくないかも。
「別にやましくないし、気になるなら紹介するよ」
これで大抵のつまらんヤキモチは解決。ある意味、開き直りともいえますねw

ルールなんかいらない

恋人と仲良くお付き合いを続ける上で、誰しもある程度のルールは存在するでしょう。
ふたりで決めている約束ごと、または暗黙の決まりごと。

あたし自身は、相手にルールを押しつけるのは苦手です。

あえて言葉に出したコトはあまりありませんが、あたし的に思う、恋人ならば最低限守って欲しいルール。

「あたしに紹介できないようなオンナとは、接触しないで」
「それを守らず浮気するなら、思いきり罪悪感を持って」

甘い? 厳しい?

相手を縛るのは好まないし、後ろめたいコトは持って欲しくない。
でもオトコって種を蒔くDNAだから、理性がトンでしまうコトもあるかもしれない。

だったら、戻ってくる場所をなくさないようにしなきゃ、関係は持続できません。
ただし、あたしが満足できるほどのフォローは必須ですけどね(笑)

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あたしは基本的に、縛られるコトには耐久性があるようです。
「彼がそれで満足なら」「できないほど無理なコトじゃないし」と、つい我慢してしまう、案外気の弱いところがあります(苦笑)

今までつき合ってきたオトコには、いろんなルールを強いられました。
例えば前号(vol.37)にも書いた「休日他の友人と逢うなどの予定は、先に恋人の承諾を得ること」とか。

他にも、思い出せば、おかしな決まりがいっぱい。

ただの友人や同僚であっても、他の男とは絶対ふたりきりで逢ってはいけない。
男を誘惑するような、肌を露出する服(Vネックやミニスカート)は禁止。
毎晩23時に電話するから、必ず部屋にいること。
毎日一緒に帰るから、どんなに遅くなっても喫茶店で待っていること。
女友達の家も実家も旅行でも(彼氏不在の)外泊は一切禁止。

ちなみに、これらは特定のオトコではありません。
歴代彼氏はほぼ、束縛野郎に変貌しました。
いかにあたしが「放っておくとどっか行ってしまうのでは?」と、信用されていなかったコトを物語ってますね(苦笑)

しかし今思えば、よくもそんなルールを律儀に守っていたと思います。
渦中にいる時は、そんな束縛や管理されているような状態も、彼なりの愛情だと思えたのです。

あまりルールが増えてしまうと、関係が窮屈になるのも事実。

そう思った瞬間から、あたしは逃げたくなってきます。
ううん、きっと愛情が冷めたから、窮屈に感じてくるのです。

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あたしがルールを破るとき。

もうあたしは、その彼を傷つけるとか悲しませるとかなんて、考えていません。
「どうにでもなれ!」
お別れするコトになってもいい覚悟ができてしまうと、まるで別人のように、イイコだったあたしは「野良猫」に変貌するのです。

浮気なんてかわいいレベルじゃなく、そうなるとすでに乗り換えモード。
すでにあたしの心に、その彼は住んでいません。
もしくは、別の彼がすでに心を奪ってしまっているのです。

一度失った信用を取り戻すのは、容易ではありません。
より誠意を見せなければ、傷ついた相手の心とプライドは保てません。
だけどそのために、ルール=束縛を増やしてしまったら、だんだんふたりの間は、不自然な空気が漂ってしまいます。

裏切ってしまった相手に許してもらい、元サヤに戻ったコトもあります。
だけど監視ともいえるほどの束縛にウンザリし、結局はその彼の元を去りました。

どんなルールで相手を縛っても、ヒトの心までは縛れないのです……。

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あたしは愛するヒトのコトは、まず全てを受け入れてみます。
ルールで縛るコトも。
あたしが悲しむようなコトでも。

自分の中で咀嚼し、納得できれば許します。
何事も、許せれば関係は持続するし、許せなければ関係は終わります。

紆余曲折してわかったのは、シンプルに考えた方がうまくいくというコト。
お互いを思いやる愛情と信頼があれば、ルールなんていらない。
縛らない関係の中にこそ、本当の愛情が生まれるのではないかと。

だけど、いくらアタマではわかっていても、あたしも相手も、誰しも「完璧」なんてありえない。
やっぱり寂しければ、誘惑にも流されてしまうかもしれない。
生涯共にする相手はコイツとは限らない、と考えるかもしれない。

それでも、今目の前いる「あたし」を愛して欲しいと思うし、あたしは「あなた」を心から愛している。
つまずきながらでもいい。
一歩ずつ、一緒に歩いてゆければ、あたしは幸せなのです。

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ルールなんて足枷は付けない方がいい。
同じ歩幅で歩きたいのなら。

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